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格安家電メーカー Haier(ハイアール)とAQUA(アクア)の違いを解説

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家電メーカーでハイアールやアクアを見かけるけど、品質はどうなんだろう?

どちらも低価格を重視しており、気になるメーカーだと思います。

アル

特に一人暮らしする時などで、予算を抑えて家電製品を調べたら必ず検討に入るメーカーだと言えます。

安いから大丈夫なのかなって思うんです。

今回はハイアールとアクアの特徴を解説していきます。

この記事はこんな人におすすめ
  • 家電製品をとことん安く買いたい方
  • メーカーが知らない所だと購入が不安に思う方
  • 安くてもある程度品質のあるメーカーを知りたい方
本記事の監修
アル
筆者:アル
  • 家電業界歴14年以上の現役家電業関係者
  • 総合家電アドバイザー資格者
  • 家電製品年間1億円以上の販売経験有
  • 皆さんの家電選びをお手伝いをします
気になる項目をチェック!

格安家電メーカー ハイアールとアクアの違いは?

中国

家電量販店やネットショップで値段の安いものを調べていると見かけるのがハイアールとアクア。

ハイアールとアクアのそれぞれのメーカーの違いを見ていきましょう。

Haier(ハイアール)

ハイアール家電
ハイアール公式より

ハイアールは白物家電の世界トップシェアを持つメーカーです。日本では格安のイメージが先行していますが、最近ではデザイン性の優れた家電製品も多く、若年層にも強い支持があるメーカーです。

ハイアールのメーカーの特徴
  • 世界トップシェアの家電メーカー
  • 本拠地:中国 山東省
  • 設立年:1984年

低価格モデル帯に強く、一人暮らしや単身赴任のサラリーマンなど価格を抑えて家電を選ぶ際には選ばれることが多いです。4月ごろの新生活シーズンでは猛威を振るうメーカーです。

アル

2万円近くで買える洗濯機があったりで、予算重視なら候補にも。

ハイアールのクマ

ハイアールのイメージキャラクターでレイトくんというキャラクターもいます。これはなかなか可愛い。

AQUA(アクア)

アクア
アクア公式より

アクアはかつてあった日本の電機メーカーの三洋電機の流れを汲むメーカーです。2011年に山洋電機がパナソニックに吸収合併となり、三洋電機グループが解体、その際に洗濯機部門は中国のハイアールに売却されたのです。

ハイアール傘下の会社でしばらくは生産していましたが、冷蔵庫と洗濯機部門を三洋電機時代のブランド名であるアクア(AQUA)を用い、社名をAQUAとしました。

アクアのメーカーの特徴
  • 日本を中心に、アジア圏を中心に売り出しているメーカー
  • 本拠地:日本 東京都
  • 設立年:2012年(2016年にAQUAに社名変更)
アル

つまり、ハイアールもアクアも大元がハイアールであるということは同じ。

ハイアールが世界的電機メーカーに対して、アクアは日本を中心に、アジア圏に強いメーカーとなります。日本市場向けの商品の展開があったり、デザイン性や機能面も高まっています。

アル

蛇足ですが、国内のコインランドリー用機器にシェアナンバーワンはアクアです。カタログにもコインランドリー関係載ってたりします。

ハイアールとアクアの家電製品を比較

比較

ハイアールとアクア、どちらが優れているのかをみてみたいと思います。ここでは洗濯機で調べてみます。

ハイアール洗濯機 JW-U70A-W

  • 容量:洗濯脱水7.0kg
  • 標準使用水量:98L
  • 消費電力量(50/60Hz):80/95Wh
  • 目安時間(約):33分
  • 運転音(約)(50Hz/60Hz):洗濯37/39dB / 脱水52/54dB
  • インバーター搭載:無
  • 風呂水ポンプ:無
  • 洗濯槽の種類:ステンレス

アクア AQW-P7M-W

  • 容量:洗濯脱水7kg
  • 標準使用水量(約):113L
  • 消費電力量(50/60Hz):90/110Wh
  • 目安時間(約):37分
  • 運転音(約):洗濯42dB / 脱水49dB
  • インバーター搭載:無
  • 風呂水ポンプ:有
  • 洗濯槽の種類:ステンレス

内容的には大差の無い商品

ハイアール洗濯機 JW-U70A-W
アクア AQW-P7M-W
  • 容量:洗濯脱水7.0kg
  • 標準使用水量(約):98L
  • 消費電力量(50/60Hz):80/95Wh
  • 目安時間(約):33分
  • 運転音(約)(50Hz/60Hz):洗濯37/39dB / 脱水52/54dB
  • インバーター搭載:無
  • 風呂水ポンプ:無
  • 洗濯槽の種類:ステンレス
  • 容量:洗濯脱水7.0kg
  • 標準使用水量(約):113L
  • 消費電力量(50/60Hz):90/110Wh
  • 目安時間(約):37分
  • 運転音(約):洗濯42dB / 脱水49dB
  • インバーター搭載:無
  • 風呂水ポンプ:有
  • 洗濯槽の種類:ステンレス

赤文字は比較して優れている所です。

どちらもインバーター無しの格安モデルで比較しました。ほぼどちらも同じくらいの内容ではありますが、価格はハイアールの方が少し安い。

洗濯槽の形状や、洗濯槽の下部にあるパルセーターの形状はおそらく全く同じ。洗濯コースがアクアが少し多い。

アクアの低価格モデルではハイアールとは大差がない状況です。アクアの特徴は格安ラインの商品で勝負というよりは、品質がもう少し上級な機種での低価格帯が強いところです。

例えば、こちらのインバーターモデルで比較してみます。

ハイアール洗濯機 JW-U70A-W
アクア AQW-V7M-W
  • 容量:洗濯脱水7.0kg
  • 標準使用水量(約):98L
  • 消費電力量(50/60Hz):80/95Wh
  • 目安時間(約):33分
  • 運転音(約)(50Hz/60Hz):洗濯37/39dB / 脱水52/54dB
  • インバーター搭載:無
  • 風呂水ポンプ:無
  • 洗濯槽の種類:ステンレス
  • 容量:洗濯脱水7.0kg
  • 標準使用水量:86L
  • 消費電力量(50/60Hz):44Wh
  • 目安時間(約):35分
  • 運転音(約):洗濯35dB / 脱水38dB
  • インバーター搭載:有
  • 風呂水ポンプ:有
  • 洗濯槽の種類:ステンレス

アクアの魅力は国内大手電機メーカーよりお求めやすく、性能重視であることが強みです。よくある「安かろう悪かろう」といったイメージはアクアは少ないです。

アル

国内大手電機メーカー>格安電機メーカー=アクア≧ハイアール こんな感じでしょうか。

価格重視ならハイアール、性能も重視するならアクア

ハイアールはとことん安く手に入れたい方には最適です。

作業着を毎回洗うだとか、美容室でタオルだけを洗うとか、業務使用で酷使する場合等は価格を抑えて選ぶことになるでしょう。付加価値等があっても活かすことが出来ない環境では価格を重視することになります。

アクアは低価格で抑えつつも、性能面も妥協したくない方向け。

性能と値段のバランスは良いです。またアクアの冷蔵庫を修理依頼したことがあるのですが、とても迅速ですぐにサービスマンが来たことを覚えています。そういう面も考慮するならアクアがおすすめです。

アル

家電量販店では隅っこに追いやられていますが、選んで恥ずかしくない商品です。

一人暮らし家電では差がつきにくい

生活

一人暮らしなどの最小限の家電製品クラスになると、アクアであっても、国内電機メーカーでも商品の差がほぼなくなってきます。この場合は、デザインや価格で好きなものを選んで大丈夫です。

この辺りではもう価格で選んで良いでしょう。

アル

1万円台で洗濯機が買えるとは驚きですね。

まとめ

ハイアールもアクアも会社の資本は同じ会社になりますが、企業の展開が異なっており全世界向けがハイアール、日本を含めたアジア向けに特化した会社がアクアとなります。

  • 価格を最優先するならハイアール
  • 性能面も含めて検討するならアクア

どうしても国内電機メーカーは性能重視モデルが多く、毎年のモデルチェンジの度に値段は高くなっています。海外メーカーは最低限の機能で価格勝負という構図です。アクアはちょうどその真ん中に入った感じ。ハイアールは徹底した価格モデルが多い印象。

国内メーカーでもアイリスオーヤマも価格が安くて人気のあるメーカーです。理由は同じで価格重視でシンプルであること。

アル

予算や使用目的に応じて選んでいきたいですね。

急な引越しや転勤などでは、出費を抑えるために価格重視のモデルを選ぶこともあるでしょう。家電も洗濯機や冷蔵庫以外にも一度にたくさん必要になれば当然、価格を抑えないと厳しくなる場合もあります。

時には家電もレンタルすることがおすすめです。転勤が終わって処分に困る、ということもありません。

家具家電レンタルのかして!どっとこむ
家電リサイクル法あり、家電を処分するのも結構なお金がかかります。

今回は格安家電メーカーのハイアールとアクアのそれぞれの特徴を解説しました。家電量販店ではおすすめしてこないメーカーであるため、ネットでの購入がお安く済みます。

アクアは最近小型のドラム式洗濯機も出してきていて人気ですね。ドラムは本当に便利ですよ!

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