【2024年モデル】パナソニック ドラム式洗濯機を全機種紹介 旧モデルとの違いも徹底解説

毎年、8月～9月はドラム式洗濯機の新製品入れ替え時期となります。

ドラム式洗濯機の人気メーカーのパナソニックドラム式洗濯機の新モデルが発表されました。

新モデルの特徴の解説を行うと共に新製品で何が変わったのか、2023年モデルとの比較してみます。

新モデルが出ているという事は旧モデルは間もなく在庫が無くなりますので、型落ちを底値で買うチャンスでもあります。

パナソニックの2024年モデルを全機種比較

パナソニックの2024年モデルのドラム式洗濯機を全機種比較します。

パナソニックドラム式洗濯機は4ラインナップ、最上級モデルがNA-LX129D、上級機種がNA-LX127D、中級機種がNA-LX125D、普及価格帯モデルはNA-LX113Dとなります。

本体デザイン 左開き型式	NA-LX129D-L	NA-LX127D-L	NA-LX125D-L	NA-LX113D-L
色	-W（マットホワイト） -C（サンドグレージュ）	-W（マットホワイト）	-W（マットホワイト）	-W（マットホワイト）
右開きモデル	NA-LX129D-R	NA-LX127D-R	NA-LX125D-R	設定無し
操作パネル	カラータッチパネル	ホワイト液晶操作パネル	ホワイト液晶操作パネル	LED操作パネル
洗濯容量/乾燥容量	12kg/6kg	12kg/6kg	12kg/6kg	11kg/6kg
定格洗濯時間(約) 定格洗濯乾燥時間(約)	32分 98分	32分 98分	32分 119分	31分 119分
ナノイーX (黒カビ菌除菌)	ナノイーX槽カビ菌除菌
自動投入	トリプル自動投入 汚れはがし剤対応	トリプル自動投入 汚れはがし剤対応	トリプル自動投入 汚れはがし剤対応
汚れはがしコース	専用の「汚れはがし剤」を使用します	専用の「汚れはがし剤」を使用します	専用の「汚れはがし剤」を使用します
温水洗浄
窓パッキング洗い
スマホ連携
はっ水回復コース
シワとり･消臭コース	柔軟剤で香り付け	柔軟剤で香り付け
約60℃槽カビクリーンコース
AIエコナビ	水温・衣類の量・衣類の質	水温・衣類の量・衣類の質	衣類の量・衣類の質	衣類の量・衣類の質
ウールコース
シーツコース
取り忘れアラーム
抗菌窓パッキング・抗菌ハンドル
ステンレス乾燥フィルター

新機能や、変更点は赤字で記載しております。

パナソニックの2024年モデルは、自動投入タンクに「汚れはがし剤」が対応となりました。液体洗剤、液体柔軟剤、そして、おしゃれ着洗剤、酸素系漂白剤、汚れはがし剤から1つをタンクから自動投入できるようになっています。

これに合わせて、汚れはがし剤を使用した専用コース「汚れはがしコース」が搭載されるようになりました。

シワとり･消臭コースでは柔軟剤の香り成分だけをスチームで付着させて香り付けできる機能が、NA-LX129D、NA-LX127Dに搭載されています。

2024年モデルのパナソニックはここがすごい！

2024年モデルの新機能の解説と、パナソニックドラム式洗濯機の優れているところを解説します。

トリプル自動投入 汚れはがし剤対応

LX129D・LX127D・LX125Dに採用

今回新しく対応する汚れはがし剤は、汚れを落とす洗剤の効果を強化し、「汚れを落としやすい状態に変質」させる従来なかった新しい剤です。
トリプル自動投入専用だから実現できた成分などを含む「汚れはがし剤」を使うことで、今までの洗濯とは汚れへのアタックの仕方が異なります。

汚れはがし専用コースを用いることで、洗剤を投入する前に汚れはがし剤を投入することで高い洗浄力を発揮します。

汚れはがしコースは運転時間 約69分/容量4.5 kgまでとなっております。

蓄積した皮脂汚れをしっかり落とす「リセット洗い」の場合は運転時間 約59分/容量2 kgまでとなります。

空間に合わせて選べる２色展開

LX129Dに採用

新色サンドグレージュが登場しました。最近の人気のマットカラーが採用されました。

次の流行色を先取りした感じに思えます。現在はマットなブラック、グレージュ系が人気なので、その次を先取りしたのかもしれません。

スチームで柔軟剤の香り付けが可能に

LX129D・LX127Dに採用

専用のシワとり・消臭コースがパワーアップしました。

柔軟剤の香り成分だけをスチームで付着させて香り付けができるようになりました。

パナソニックのドラム式洗濯機はここに注目！

パナソニックのドラム式洗濯機に搭載されている機能や魅力を今一度解説いたします。

はやふわ乾燥　ヒートポンプ式乾燥

パナソニック2024年モデル全機種採用

パナソニックのドラム式洗濯機は全機種にヒートポンプ式のはやふわ乾燥が搭載されています。

競合する日立もヒートポンプ式に変わったことから、パナソニックは世界で初めて「ヒートポンプ方式」を採用と19年続く歴史と信頼の実績が大きく告知されています。

特に優れているところは、「省エネ性能」が非常に高く、「低温風で衣類が痛みにくい」といった特徴があります。大風量で乾かすので、ふんわり仕上がるのも特徴で乾燥のシワも抑えます。

パナソニックのヒートポンプ式乾燥はトップユニット（機械が上にある）なので高効率。同じヒートポンプ式乾燥の東芝はドラム槽の下側にヒートポンプユニットがあります。

上に乾燥ユニットがあると、ドラム洗濯槽までの乾燥風路が短いため、大風量が実現できます。そのため、スピーディーに乾かす事ができるのです。

省エネ＆スピーディ

ヒートポンプ式乾燥は消費電力を抑えたエコな乾燥が得意です。標準運転だと1回約28円ですが、省エネコースを利用すると運転時間は長くなりますが、1回約20円で乾燥ができます。

同じパナソニックのNA-VG2900(Cuble)はヒーター式乾燥を使っています。ヒーター式を採用しているメーカーだと日立の一部機種やシャープ等もヒーター式を採用しています。

VG2900だと乾燥で一回約62円と2倍以上の電気代が発生します。ヒートポンプ式は省エネ性能が非常に優れています。

比較にされる事が多い「浴室乾燥」は目安にはなりますが、1時間で約40円〜50円位。乾くまでの2〜3時間使い続けるので、目安で約80円〜150円くらいかかってしまいます。

乾燥を使うならば、ヒートポンプ式が省エネの面で1番のおすすめです！

衣類にやさしい

パナソニックのヒートポンプ式乾燥は衣類にもやさしい温度で乾燥させます。ドラム式洗濯機の乾燥方式は代表的なものとして、ヒーター式乾燥とヒートポンプ式乾燥があるので、それぞれを見ていきます。

ヒーター式乾燥

ヒートポンプ式乾燥

ヒーター式は高温で乾かすため、どうしても衣類が痛み、縮んでしまいます。ヒートポンプ式は低温風で乾燥させるので衣類には優しい乾燥の仕上がりが期待できます。

シワを抑え、ふんわり仕上げる

パナソニックのヒートポンプ式乾燥は大風量で乾かすため、外干しするよりもふんわり仕上がります。タオルが一番わかりやすいですが、タオルのパイルが立つので、ふんわりと仕上がります。

ふんわりジェット乾燥
（NA-LX129D・LX127Dのみ）

後方から、ワイド風をたっぷり当て、大きな洗濯槽の中で衣類を大きく動かしながら乾燥。シワを抑えふんわり仕上げます。大風量で衣類内の水分を抜けやすくし、効率的に速く乾かせます。（NA-LX125D・LX113Dは、ジェット乾燥を搭載しています。）

乾燥フィルターのお手入れが簡単

乾燥フィルターはお手入れが簡単な大きく開いた形状でサッとお掃除ができます。ステンレスのメッシュフィルターなので繰り返し掃除しても安心です。

温水スゴ落ち泡洗浄

LX129D・LX127Dに採用

洗濯機内に専用のヒーターで温めた温水でより清潔に洗う事ができます。温水は本体の中で温められるため、洗濯機は電気のコンセントと水道だけ繋がっていれば使えます。

温水専用ヒーターはセンサーで水温を検知し、ON・OFFを制御して温度を保ちながら選択します。

洗剤の中には酵素が含まれており活性化する温度まで洗剤を温めて泡にしてから洗うので洗浄能力も浸透能力もアップします。染み込んだ汚れや、黄ばみ、ニオイの元まで洗い流します。

コースの使い分け方

生乾きのイヤなニオイ対策、除菌に

• 白物衣類の除菌に　約60 ℃おまかせ（除菌）コース
• ニオイ対策に　約40 ℃においスッキリコース

季節の黄ばんだ衣類に

• 普段着の黄ばみ除去に 約40 ℃つけおき（普段着）コース

普段使いに

• 普段着に 約40 ℃おまかせコース
• 水温が低い日に　約15 ℃洗濯モード（自動）

おしゃれ着に

• 普段使いに　約30 ℃おしゃれ着コース
• おしゃれ着の黄ばみ予防に　約40 ℃おしゃれ着コース
• おしゃれ着の黄ばみ除去に　約40 ℃つけおき（おしゃれ着）コース

季節の変わり目のお手入れに

• 皮脂汚れに 約40 ℃毛布コース

ナノイーX

LX129Dに採用

NA-LX129CにはナノイーXが搭載されています。ナノイーXの効果は様々な場面で効果を発揮します。

ナノイーXを使用したコース

ナノイーXは水を使わずに消臭や除菌ができるため、ご家庭で洗うことの難しいダウンジャケットや帽子などのタバコのニオイの消臭や、お子様のぬいぐるみの除菌など可能です。

洗濯槽にも効果があり、黒カビ菌の抑制ができるので洗濯槽を清潔に保つ事ができます。

窓パッキング洗い

パナソニック2024年モデル全機種に採用

パナソニックでは2021年モデルより窓パッキング洗いが搭載されております。ドラム式洗濯機ではパナソニックが初であり、2022年には日立が「らくメンテ」でドアパッキン洗いを搭載。2023年には東芝もドアパッキン洗浄が搭載されました。

今ではもう当たり前になりつつあるドアパッキン洗いですが、パナソニックが最初にドラム式に搭載したのは記憶に新しいところです。

NA-LX129Dを解説

ドラム式洗濯機の欲しい機能が全て入っていると言っても良いのが、NA-LX129D。

待望の新色登場で、お部屋のインテリアに合わせた選び方が出来るのがうれしいポイント。

汚れはがし剤対応のトリプル自動投入に、はやふわ乾燥のヒートポンプ式乾燥、温水機能も搭載されており、ナノイーXで清潔面にも優れる。

窓パッキング洗いもあり、自動槽洗浄やお手入れしやすい乾燥フィルターも特徴です。

まさに敵なしの完成度の高いドラム式洗濯機です。

2024年モデルでは、トリプル自動投入に「汚れはがし剤」が対応、汚れはがしコースも追加されました。

NA-LX129Cとの違いは？

前モデルLX129Cとの違いは、トリプル自動投入に「汚れはがし剤」が追加され、より洗浄力が高い洗浄が出来るのが特徴です。汚れはがしコースも搭載され、洗剤を投入する前に汚れはがし剤を投入し、汚れを変質させてから洗剤で剥がしとることが可能になりました。

待望の新色である、サンドグレージュが登場したことで、インテリアに合わせて選べるのも新モデルの特徴です。

本体型番	NA-LX129D	NA-LX129C
トリプル自動投入 「汚れはがし剤」対応
新色サンドグレージュ

新モデルは汚れはがし剤の効果が気になるところですが、それ以外のところは旧モデルのLX129Cとほぼ性能面は据え置きとなっています。

新色サンドグレージュが選べるようになっていますので、新色が気になる方はLX129Dを選ぶことになります。

NA-LX127Dを解説

LX127Dの変更点はLX129Dとほぼ同じ内容になります。

前モデルLX127Cとの違いは、トリプル自動投入に「汚れはがし剤」が追加され、より洗浄力が高い洗浄が出来るのが特徴です。汚れはがしコースも搭載され、洗剤を投入する前に汚れはがし剤を投入し、汚れを変質させてから洗剤で剥がしとることが可能になりました。

こちらのモデルは色がマットホワイト一色のみとなっています。

LX129Dとは大型タッチ液晶パネル、ナノイーX、本体色の違いがあり、清潔面や操作性の良さでLX129Dが良くなっています。

NA-LX127Cとの違いは？

前モデルLX127Cとの違いは、トリプル自動投入に「汚れはがし剤」が追加され、より洗浄力が高い洗浄が出来るのが特徴です。汚れはがしコースも搭載され、洗剤を投入する前に汚れはがし剤を投入し、汚れを変質させてから洗剤で剥がしとることが可能になりました。

本体型番	NA-LX127D	NA-LX127C
トリプル自動投入 「汚れはがし剤」対応

前モデルLX127Cとの違いは、トリプル自動投入に「汚れはがし剤」が追加され、より洗浄力が高い洗浄が出来るのが特徴です。汚れはがしコースも搭載され、洗剤を投入する前に汚れはがし剤を投入し、汚れを変質させてから洗剤で剥がしとることが可能になりました。

進化ポイントは少なめですね。価格差がある旧モデルがお買い得といえるでしょう。

NA-LX125Dを解説

前モデルのLX125Cは自動投入機能が搭載されました。しかも、上位機種と同じトリプル自動投入「選べるタンク」と言う事で、かなり進化した機種になりました。

今回のLX125Dは上位モデルと同じくトリプル自動投入に「汚れはがし剤」が追加され、より洗浄力が高い洗浄が出来るのが特徴です。汚れはがしコースも搭載され、洗剤を投入する前に汚れはがし剤を投入し、汚れを変質させてから洗剤で剥がしとることが可能になりました。

LX125Dがおすすめな方は、自動投入は使いたいが、ナノイーXや、温水洗浄、スマホで洗濯機能は使わないと言った割り切った使い方の方にオススメしたいモデルです。

NA-LX125Cとの違いは？

前モデルLX125Cとの違いは、トリプル自動投入に「汚れはがし剤」が追加され、より洗浄力が高い洗浄が出来るのが特徴です。汚れはがしコースも搭載され、洗剤を投入する前に汚れはがし剤を投入し、汚れを変質させてから洗剤で剥がしとることが可能になりました。

進化ポイントは少なめですね。価格差がある旧モデルがお買い得といえるでしょう。

本体型番	NA-LX125D	NA-LX125C
トリプル自動投入 「汚れはがし剤」対応

NA-LX113Dを解説

パナソニックドラム式洗濯機のエントリーモデル。自動投入もなく、温水洗浄なども省いたシンプルなドラム式洗濯機となっております。

価格面を最優先して選びたい方、シンプルな洗濯のみを行いたい方にオススメです。

NA-LX113Cとの違いは？

前モデルのLX113Cとの違いは、今回は全くありませんでした。

まとめ

2024年モデルのパナソニックドラム式洗濯機は、液体洗剤自動投入モデルは「汚れはがし剤」を投入することが可能に。併せて、汚れはがしコースを使うことで、洗剤を入れる前に汚れを変質させ、洗剤で汚れを落としやすくすることが可能になりました。

また、柔軟剤の香りをスチームで香り付けが出来るように進化しています。

2024年モデルは飛躍的な性能アップはありませんでしたが、汚れはがし剤を筆頭に新しいことにチャレンジしており、今後縦型洗濯機等にも普及していく可能性も見えてきました。

いずれ市場には新モデルだけになりますので、旧モデルをお考えであれば今のうちの買うのがおすすめです！