家電製品って高額な物が多く買うためにお金がかかるものが多いです。
そんな家電製品を複数まとめて買うのは大きなお金が必要になってしまいます。できるだけ出費を抑えたいと思うのもごく自然かと思います。
今回は家電製品を「最短の労力」で「成功できる」まとめ買い交渉のやり方を紹介します。
家電量販店側の目線も含めて、細かくお伝えしますね。
- 家電製品をまとめて安く買いたい
- 安く買うための交渉とかよくわからない
- ネットとどっちがいいの?
- 家電業界歴14年以上の現役家電業関係者
- 総合家電アドバイザー資格者
- 家電製品年間1億円以上の販売経験有
- 皆さんの家電選びをお手伝いをします
家電量販店でのまとめ買い価格交渉のやり方
今回紹介する方法は、難しい価格交渉のやり方ではなく、要所を抑えることで値段を安くできる方法をご紹介します。
すなわち、交渉とかわからない方にも簡単でお勧めしやすい方法です。
欲しい家電の価格の相場を調べておく
まずは欲しい家電の価格の相場を調べておきましょう。近年はネットで価格比較が簡単にできる為、事前に価格の相場がわかるようになっています。
家電量販店の得意なメーカーや安くできる商品などもあり、ネットの値段が購入金額になるわけではありませんが、参考にはなります。
値引きといっても、どの商品も利益度外視の価格になるわけではないので、相場を知らずに価格交渉してしまうと相手にされなくなってしまいます。
- 目標金額がなく、複数の店舗をグルグル回っているだけの方
即決して良い金額目標があれば、価格交渉はグンと早くなります。時間だけを浪費して失敗した人を何人も見てきました。
回れば回るほど安くなるものだと思っていました。
何度も見積を出すと、嫌な顔されて「これ以上は出来ません」と言われた事があったなぁ。
ゴールの見えないスタートは厳しくなるのは見えていますので、事前準備は必要ですね。
店員さんとの関係を作りましょう
いきなりですが、ここが超重要です。店員さんと良い関係になれるよう、「礼儀良く、丁重に」対応しましょう。
それってこっちがお客さんなのに?と思うかもしれませんが、店員さんも同じ人間です。礼儀良く対応しておくと必ず自分に返ってきます。
中にはすごく高圧的に上から来る人もいます。大抵、相手にされずに大した値引きもない事がほとんどです。
とにかく安くしてよ!じゃないと他いくからね!店長に聞いてきて!
うちはこれが限界です!もう他見てきてください。(帰ってこなくていいよ)
こうなってしまうともう交渉の余地はありません。店員さんにマウントを取って交渉したい方は、この記事の内容はお勧めできませんのでご了承ください。
- 店員さんには礼儀正しく対応する事
価格はこちらから伝えて主導権を掴む
店員さんの立場は値引きを抑えて商品を買って欲しい。または少々の値引きをしてでも買って欲しいと考えています。
もし、店員さんに「これいくらになりますか?」って聞くと店員さんの裁量の範疇で値段が提示されます。
その値段が下調べした値段に到達しなかったらどうしますか?食い下がって「もう少しなんとかなりませんか?」という方法もありますが、非常に効率の悪い方法です。主導権を完全に店員さんに任せているからです。
上手な方は「こちらの商品、XXXXX円なら、購入したいと考えています」と予算をぶつけるのがおすすめです。
加えて理由を使えるとより説得力が増します。「XX店のネットでこの価格で販売されていたのを見て検討していました」等、素直に表示価格より安い値段を見ている事を伝えて良いです。
こちらも丁寧に礼儀良く、お互いの事を思いやって交渉していきましょう。
他店の値段が安い場合は、「他店でXXXXX円でしたが、それより安くなればここで決めたいと思います」等、正直に伝えた方がうまく行きます。
中には、「他が安い」というが値段は明かさない人がいます。駆け引きだと思いますが、もはや交渉でもなんでもなく、時間の無駄です。
- 他店の値段を正しく伝えて値引きを相談する
- 在庫状況、配送状況なども伝える
- ポイントや延長保証などの特典を伝える
- 配送料、処分料なども伝える
店員さん側にも有利な条件を伝えていこう
ここまで、価格交渉の買い手側の要求を伝えてきました。店員さん側はただ値引きをするだけだと厳しくなります。
店員さんにメリットとなる条件を伝えていきましょう。条件次第でグッとお得に買えますよ!
まとめ買いする事を伝える
店員さんにとって、一度にまとめて金額が上がるのは嬉しい事です。もし、大型家電製品以外の小型製品(クリーナーや電子レンジ等)は単品での値引きは大きくありませんがまとめ買いならば値段を引いてくれる可能性が高まります。
ただ注意が必要なのは、ある程度予算や欲しい機種を決めておく事です。
店員さん側からするとまとめ買いは金額が上がって魅力的な反面、案内する商品点数が増えて時間もかかってしまいます。ある程度商品を決めて価格を出してもらうようにすると、店員さんの負担が減ります。
長期戦はおすすめしませんので、テンポよく行きたいですね。
お店のおすすめ品の提案を受けるかどうか
お店には売り出したいメーカーや商品があることがほとんどです。在庫処分でどうしても捌きたい商品などもあります。
そういった商品を選ぶ事で価格は抑える事ができます。
こちらの商品なら値引きができます、と話が出てきたら、じっくり検討してみましょう。
お店側の都合で安くできる商品を受け入れるかですね。どうしても欲しい商品ならば、変更はオススメしません。
店員さんからの提案を受け入れるかどうか
価格交渉も終盤に差し掛かると、こんな話題になることがあります。
当社のクレジットカードに入会すると延長保証が付きますよ!
ご一緒にネット回線の契約見直しはいかがですか?
携帯電話のSIM変更するとポイントを還元しますよ!
おすすめのウォーターサーバーがあるのですが、ぜひご一緒に!
チャンスと見るや畳み掛けてくる家電店員さんのあるあるですね。
こうやって聞くと怪しいだとか、契約させられる、と悪いイメージがありますが、中身に納得すればやってもらっていいです。必ず良いところもある内容です。
例えば、クレジットカードなら年会費や入会費はいくらなのか?
ネット回線なら、契約したいと思える料金やプランなのか?
携帯電話の料金見直しとサービス内容は変更したいと思う内容か?
ウォーターサーバーは本当に必要だと思えるかどうか?
それぞれ入会のメリットが必ず提示されますので、しっかり吟味しましょう。もし自分に合うのであればやっても損はないはずです。特に加入で延長保証が付いてきたり、大きな割引になる契約は後からできないので、後悔しないように選びたいですね。
店員さんにもこういったサービスにもノルマが設けられており、加入してもらう必要があるのです。頑なに拒否すると価格交渉も有利にすすまなくなります。
なぜこういったサービスの提案をするかというと、サービスの提供元が報奨金を出す為です。それらを割引と相殺して利益を出そうとするのです。したがって、値引きのためにはいくつかのサービスをうまく活用するのが良いでしょう。
店員さん側も提案しやすいように、お客さん側にメリットがある内容になっていることが多いのでじっくり判断してみよう!
値引きができる商品とそうでない商品
最近は値引きができない商品も増えてきており、必ずしも値引きとならない商品があります。
元々値引きが少ない商品もあり、全部が大きな値引きとはならないのを覚えておきましょう。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- エアコン
- パソコン
- テレビ
- カメラ
- ダイソン製品
- iRobot製品
- 小物家電製品
- アップル製品
- バルミューダ製品
- パナソニック指定価格商品
値引きは商品価格が高ければ高いほど値引きができると思って良いです。最初からお値打ち価格の商品は値引きは厳しい事がほとんどです。
まとめて買っても、低価格商品でまとめてしまうと値引きが期待できません。
もし、新生活などの一人暮らし用の家電製品であれば、ほとんど値引きはないと思って良いでしょう。最初からセットになっている商品がある事がほとんですので、それを選びましょう。
一人暮らしセットならネットで買う方のがオススメにゃん!
最近は値引きできない商品が増えているので、そういった商品は値切っても無駄に終わります。
値引きの目安は?
大きな家電製品なら目安は「10%」値引きが目標かと思います。その他の家電製品な「5〜8%」ぐらいが目安でしょうか。値引きがしにくい商品では「5%以下」になることもあります。
事前に調べておいたネットの価格が見極めるラインとなりますので、それより安ければ買って良いでしょう。まとめ買いでは単品単品で値段を見極めるのは難しいので、総合計金額が納得できる金額であれば購入しましょう。
これは安いけどこれは高い、というのがあると思いますが、合計金額で判断する事が大事です。
ネット購入の方が楽で安いのは間違いない
ここまで家電をまとめて安く買う方法をお伝えしました。準備やたくさんの方法を用いた方法をご案内しました。
店員さんとのコミュニケーションが必要だったりで、得意ではない人は敷居が高くなります。そういった場合は最初からネット購入がオススメです。
価格も安く選べる為、価格交渉自体もありません。また商品の購入以外の勧誘もありません。長丁場になることの多いまとめ買いもネットならすぐに購入完了できるメリットがあります。実際に家電量販店でまとめ購入になると、ほぼ半日使ってしまうこともざらにあったりします。
家電店の特徴を理解しておく
家電店の攻略には家電店の特徴を理解しておくとうまくいく可能性が高まります。
値引きと保証が強いケーズデンキ、デジタル家電に強いノジマ、接客の良く通販も使いやすいヨドバシ…
といった具合にお店にも特徴があります。
詳しくは、家電店比較記事を参考にしてみてください。
まとめ
価格交渉は相手側とお互いが譲歩し合うことでお互いが成果を出し合う関係で成立します。
ただひたすら安くして!と言ってもうまくいかないのはその為です。
現在はネットが発達しているのでネット通販の活用するのが無駄なく効率が良いです。
ネット購入については以下の記事でまとめています。
もし、お店で買うなら、店員さん選びからスタートしましょう。以下の記事は主に「値引きできる店員さん」を見極める記事となります。
家電量販店の利点とネットの利点、それぞれをうまく活用したいですね。