今回は梅雨時に大活躍、ジメジメ対策の定番の除湿機の選び方をご案内します。最近では衣類乾燥除湿機なんていう部屋干しに特化したモデルもあります。日本は高温多湿、湿度をうまくコントロールできると快適な空間が出来上がります。
除湿機っていろんな種類があってどれを選んだらいいのかわからないのニャ。コンプレッサーやデシカントとか一体なんなのニャ?
今回はわかりやすくどれを選んだらいいかを解説しちゃいますよー!
- 部屋干しをするのに、おすすめの除湿機を知りたい!
- 除湿機の方式って何が違うのかわからない
- 除湿機のおすすめ商品を聞きたい!
除湿機があるとどうなるの?
除湿機を使うと、空気中の湿気を取り除くことが期待できます。また、結露やカビの発生を抑制する効果も期待できます。ジメジメした空気を除湿することでカラッとした空気に変えることができるので、快適になります。
最近は除湿するだけじゃなく、部屋干しをサポートする除湿機も発売されており、たくさんの種類から選ぶことができます。
除湿機と衣類乾燥除湿機の違いは?
どちらも湿気を取り除くところまでは同じなのですが、衣類乾燥除湿機では、衣類を効率よく乾かせるための送風コースが付いているのが特徴です。
上向き送風による洗濯物を乾かせる送風コースや、部屋干しコースが入っているのが特徴です。ですが、どちらも除湿機の能力に大きな違いはありません。
除湿器の選び方
除湿機には除湿方式がいくつかの種類があります。それぞれに特徴があり、使用するシーンや、時期によっておすすめの種類が変わります。
コンプレッサー方式
冷媒が入っており、コンプレッサーと熱交換器を用い、冷凍サイクルで除湿する方式です。
・・・意味がわからないニャ???
・・・いうと思ったよ
結露を利用した除湿方式というとわかりやすいかもしれません。エアコンも除湿は同じ方式です。例えると、冷たいガラスのグラスに氷を入れ、水を入れて置いておくと周りが結露すると思います。それと同じ方式なんです。
除湿機のコンプレッサーで冷却した冷たい熱交換器に部屋のぬるい湿気のある空気がぶつかると結露します。その方式を除湿機で採用したものです。
コンプレッサー式の長所
- 夏場などの高温時での除湿力が大きいので初夏、梅雨、夏場に向いている。
- 除湿量が多いので湿気の多い季節でもパワフルに乾燥できる。
- 消費電力が小さいので運転時のランニングコストが安い。
- 室温上昇が少ない(1~2℃程度の上昇)
コンプレッサー式の短所
- コンプレッサーの振動音が大きい。
- 本体サイズが大きく、やや重い。
デシカント方式(ゼオライト)
デシカント方式はゼオライトという吸湿剤に水分を吸わせてから、ヒーターの温風と凝縮器で水分を取り出す方式です。
説明すると難しいですが、吸湿剤に湿気を取り込み、ヒーターで吸湿剤の水分を取り出し、冷やして水滴に戻すという感じです。ゼオライトは繰り返し湿気をとり続けます。
デシカント式の長所
- 温度が低い時の除湿力が大きく、冬場でも使うことができる。通年使える。
- コンプレッサーが無いので本体が軽量かつコンパクトで静か。
デシカント式の短所
- ヒーターを使う分、消費電力が大きい。(コンプレッサー方式の2倍くらい必要)
- 使用中は部屋の温度が上がる。(室温上昇は3~8℃程度)
ハイブリッド方式
コンプレッサー方式とデシカント方式を併せ持つ方式です。夏場などの高温時はコンプレッサー方式を使い、室温上昇を抑えつつ低消費電力でたっぷり除湿し、冬場はデシカント方式で低温であっても安定して除湿をする。良いところを集めた機種です。
ハイブリッド式の長所
- 夏でも冬でも最適な除湿方式で高効率で除湿できる。
- 通年使用する場合、一番消費電力の効率がよく、コスパ抜群。
ハイブリッド式の短所
- 本体が大きいものが多い
- 価格は高めのものが多い
目的によってオススメが見えてきたと思います。
使用する間取りに合わせた除湿能力を選ぼう
機種ごとにご利用におすすめの面積が設定されています。10畳目安とか、〜15畳目安等書かれています。使う場所の環境(木造建築、マンションなどの鉄筋コンクリート)でも変わります。ハイスペックなモデルほど除湿能力が高く、畳数表記は大きくなる傾向になります。
タンクが大きいと排水が楽
除湿機にはタンクがあり、除湿した湿気を水滴に変えてタンクで水を貯めておきます。このタンクが小さいと水を捨てる回数が増えるため、手間がかかってしまいます。大型タンクだと、水を捨てる回数が少なく済みますが、タンクが重くなることと、本体が大きくなるという問題もあります。
一部のモデルでは連続排水ができるモデルもあります。排水口に水道用のホースを取り付けし、外部に排水をするというモデルです。近くが水を流せる場所(お風呂場、防水パン、玄関、ベランダ)と隣接してる場合にはおすすめです。
タイプ別おすすめ商品
コンプレッサー方式
SHARP CV-L71-W
プラズマクラスター付きで部屋干しにもおすすめ!連続排水モードもあり、タンクの排水をせずに連続運転が可能に。1日7.1Lと除湿量も十分にあります。
こちらは11畳〜14畳向けの商品です。除湿機は大は小を兼ねる商品ですので、悩めば除湿量の多いこちらをお勧めします。
デシカント方式
Panasonic F-YZUX60-S
ナノイー搭載で部屋干しにもオススメ!年中使えるモデルで、本体も軽量コンパクト。部屋干しが目的ならおすすめですよ!
価格重視ならこちら。低価格でありながら、除湿機として求められる性能をしっかりと持っています。
ハイブリット方式
Panasonic F-YHSX120-N
良い所どりのハイブリッド方式です。ナノイーの強化版ナノイーX搭載で部屋干し臭などにもおすすめです。風向もワイドにスポット(集中)もでき、除湿機として大活躍です。梅雨でも、冬の結露対策でもバッチリ期待できます。
シャープ製は連続排水に対応しており、プラズマクラスター効果も期待できます。除湿機能はもちろんですが、衣類乾燥に嬉しい機能がたくさん備わっています。
最後に
不快なジメジメを解消できる除湿機は5月ごろから大活躍、夏や梅雨はもちろん、部屋干しをサポートする機種であれば年中使う方も増えてきています。ぜひご用途にあった一台を見つけてみてください!
洗濯物を乾かすのにはサーキュレーターとの併用がおすすめです。
除湿機はコンプレッサー式だと結構な重量です。お家に届けてくれるネット購入がオススメです。