私事にはなりますが、先日スマートマスター資格の更新を行いました。その時にスマートマスターの更新についてネットで調べてみましたが、そういったサイトや情報が少ないなと思いました。
これから更新を迎える方で流れを知りたい方にわかりやすく解説いたします。またこれからスマートマスターを受けられる方にも更新問題部分を見ていただいても参考になると思います。
スマートマスターとは、住宅のリフォームやスマートハウスの検定資格となります。
この資格についてはまだ詳しくお話ししたことはなかったのですが、今回は更新を行なった感想と方法を解説いたします。
更新試験は問題があるんですが、「激ムズ難易度」に感じました。間違いなく事前学習無しでは厳しいのではないかと感じました。
家電製品協会のホームページを見ても一番最初にスマートマスターが取り上げられているあたり、かなり力を入れているのがわかります。比較的新しい資格から、更新についての情報も少ないですので、ご参考いただければと思います。
- スマートマスター(家電アドバイザー)の更新が控えている方
- スマートマスターってどんな問題が出るのか知りたい
- 更新の手順が知りたい
- 家電業界歴14年以上の現役家電業関係者
- 総合家電アドバイザー資格者
- 家電製品年間1億円以上の販売経験有
- 皆さんの家電選びをお手伝いをします
資格更新対象者はどんな条件?
スマートマスターの資格有効期間は交付日から5年間となります。前回の試験合格から5年経過した人は更新を受けないと資格が失効してしまいます。
もし、自分が対象者か不明であれば、家電製品協会認定センターでご自身の資格の有効期限を確認しましょう。
有効期限前に、スマートマスターに関係する技術や製品の変化のテキストを読み、勉強を終えてから選択式の試験を行います。試験に合格することで資格更新が完了し、新たに5年間の資格を保有できます。
更新を忘れたり、不備があったままだと資格が失効してしまうので、なるべく早めに更新をしてしまいましょう。
スマートマスターの資格更新通知が事前に届きます
更新対象者には、薄緑色の封筒が届きます。今回からはウェブのみの受付になっています。代わりに更新料が安くなりました。以前はテキストを郵送して解答用紙に記入して返送というのがありましたが、今回は全てパソコン、スマホで全てできるようになっています。
この流れはごく自然だと思います。間違いがあるたびに郵送でやり直すのは心が折れそうです。スマホからなら何回でもその場で出来るので安心です。
更新料は?支払い方法は?
スマートマスター資格の更新料は税込5,300円となります。
スマートマスター | 家電アドバイザー(1点) | 家電アドバイザー(2点) | |
---|---|---|---|
更新料 | 5,300円 | 5,300円 | 7,900円 |
参考までに家電アドバイザーの更新料も比較してみました。1点のみならば金額は同じですが、2点更新となると料金が高くなります。ここでいう2点とは総合アドバイザー(AV情報家電と生活家電)を両方更新する場合となります。
妥当なのかと思い納得していますが、更新テストと、カード一枚発行でこの値段は、認定協会も儲かってるんだなって思います。
資格更新手続きの流れ
ここでは実際に資格更新の手続きの流れをお伝えします。
実はスマートマスターも家電アドバイザーも同じ更新方法ですので、スマートマスターを家電アドバイザーに読み替えていただければ、更新は簡単にできます。
おおよその流れは次の通りです。
申し込み関連 から 資格更新 にある 資格更新の申請 を選びます
クレジット支払いとコンビニ支払いがあります。
かなり内容が深くて広いです。しっかり要点を抑えましょう
失敗してもペナルティ無し。何度でも合格するまで受験できます。
携帯の写真からアップロードできます。
自宅に認定証が届きます。
スマートマスター更新試験の学習カリキュラムについて
スマートマスター資格更新の学習カリキュラムをご案内します。
かなり幅広く、中身も濃いので事前勉強無しでの一発合格はかなり難しいと思います。
スマートハウス概論
1章 総論
2章 中心課題たるエネルギー問題
3章 住宅・建築総論
スマートハウスのコア知識
1章 住宅・建築物の省エネルギー化
2章 省エネルギー住宅の種類と施策・制度
3章 スマート化リフォームのポイント
4章 省エネルギー住宅・リフォームのための建築基礎知識
5章 スマートハウスのための住宅関連法規
6章 スマートハウスにおけるIoTの基礎
7章 エネルギーの供給を管理する電力量計スマートメーター
8章 家のエネルギーを管理し、さまざまなサービスにつながるHEMS
9章 エネルギーの自給自足(ZEH)を実現するエネルギー機器・技術
9章 エネルギーの自給自足(ZEH)を実現するエネルギー機器・技術
スマートハウスを支える機器・技術の基礎
1章 スマートハウスで期待されるさまざまな暮らしのサービス
1.1 ホームヘルスケアサービス
1.2 ホームセキュリティサービス
1.3 快適生活サービス
A 室温をコントロールし空気の質(空質)を調える-エアコン、空気清浄機
B 部屋のお掃除はロボットが担当
C 暮らしを演出する照明の技術
D 保存から調理支援へと役割を変える冷蔵技術
E 住まいの中の「情報の窓」となるテレビ
2章 スマートハウスに共通の機器と技術
3章 CS(顧客満足)と関連法規
一括りになっているブロック毎に問題をクリアしていく必要があります。合計9ブロックの問題を全て正解する必要があります。各ブロックの中から問題がランダム出題され合計5問出題され、4問以上の正解で問題クリアとなります。
なお、不合格となった場合、不合格箇所の解説が受けられるほか、繰り返し受験することができます。ただし、問題はランダムのため、変更となります。(微妙に中身が変わっていたりでよく読まないと問題が変わったことに気づかない部分もあります)
かなり難易度は高いと思いました。新しい部分が多い為かな?失敗しても解説もらえて、再挑戦できるのでガンガンやりました!
私は資格更新の一連の流れを1時間ほど時間を要しました。試験やって間違った箇所を解説を見る、また試験という流れが一番早いかと思いました。
資格更新試験の期日は?
資格更新試験も期日があります。ご自身の持っている資格の有効期限によります。
- 5月1日付更新(資格有効期限4月末)の方は当年5月31日まで
- 11月1日付更新(資格有効期限10月末)の方は当年11月30日まで
なるべく早めの資格更新完了をオススメいたします。
写真のアップロードを必ず忘れずに!
資格更新試験に合格しても、写真のアップロードが終わっていないと未申請となり資格更新できません。
忘れがちですが、合格後にもう一度更新のページに行くと写真アップロードがあるので、必ずアップロードしておきましょう!
過去に家電アドバイザーをインターネットで更新された方は家電アドバイザー更新時の写真が選択画面に残っていますので、それを使うとすぐに申請できます。
認定証に使われる写真なので、あまり古い写真なら新しく撮り直しましょう!
まとめ
以上の流れがスマートマスターの資格更新の流れでした。インターネットで何回でも問題を受けられるので、身構えせずに受験して間違っている箇所もわかるので対策しやすいですよね。
苦労して取った資格ですので、更新忘れていてうっかり失効しちゃったなんて事のないようにしたいですね。
更新より新規取得の方が受験料高いので、失効したらもったいないです!
家電業界や住設関係でのお勤めの方であればスマートマスター資格を持っておきたいですね。
今回はスマートマスター資格更新について解説いたしました。
家電アドバイザー試験についての記事も是非ご参考にお願いいたします。