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NEC Aterm PA-WX7800T8レビュー Wi-Fi6E対応の超高速ルーターを試す!

PA-WX7800T8 レビュー
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皆さんは現在ご使用中のWi-Fi環境には満足していますか?

スマホにパソコン、タブレットやテレビとWi-Fiを使う機器は多いです。そして動画サイトの利用など、高速通信が必要となるシーンも増えてきました。スマホや携帯ゲーム機等でWi-Fiを使う機会は多くなっています。

高速なインターネットで快適にYoutubeが見たいです!

スマホでネットするとどうにも遅い時があってね…

ゲームしているとラグを感じるんや!

アル

Wi-Fiの悩みは切ってもきれないくらい多いと思います!

Wi-Fiによくある悩み
  • 動画を見ていると途中で止まる、遅い
  • ネットの閲覧がモッサリしている
  • オンラインゲームの遅延、切断が多い

今回は市販品では最強クラスの超高速Wi-FiルーターであるWX7800T8を購入したのでレビューします。実際に速度測定を行った結果もありますので、ぜひご覧ください。

この記事はこんな人におすすめ
  • ルーターの買い替えを検討している
  • ネットや動画、ゲームを快適にしたい
  • インターネットの回線速度を早くしたい方
本記事の監修
アル
筆者:アル
  • 家電業界歴14年以上の現役家電業関係者
  • 総合家電アドバイザー資格者
  • 家電製品年間1億円以上の販売経験有
  • 皆さんの家電選びをお手伝いをします
気になる項目をチェック!

NEC Aterm PA-WX7800T8の概要

PA-WX7800T8
PA-WX7800T8
無線LAN規格IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
周波数2.4/5/6GHz
無線LAN速度(6GHz)2402Mbps
無線LAN速度(5GHz)4804Mbps
無線LAN速度(2.4GHz)574Mbps
セキュリティ規格WPA/WPA2/WPA3
有線LANLANポート:最大1Gbps×4
INTERNETポート:最大1Gbps×1
サイズ 幅x高さx奥行76×196.5×213.5mm
重量800kg
発売2022年9月

新規格のWi-Fi6Eと3つの電波(トライバンド)と通信安定機能を多数搭載したモデルで、快速Wi-Fiとストレスなく通信できる快適さを持ち合わせたWi-Fiルーターです。

現在、価格.comの無線ルーター総合ランキングで3位、Wi-Fi6Eルーターランキング1位の人気製品となっています。

アル

長くこれから使えそうなルーターということで、これを選びました。

すごく期待できそう!

Amazon限定のAM-AX7800T8は同じ製品

PA-WX7800T8AM-AX7800T8
無線LAN規格IEEE802.11a/b/g/n/ac/axIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
周波数2.4/5/6GHz2.4/5/6GHz
無線LAN速度(6GHz)2402Mbps2402Mbps
無線LAN速度(5GHz)4804Mbps4804Mbps
無線LAN速度(2.4GHz)574Mbps574Mbps
セキュリティ規格WPA/WPA2/WPA3WPA/WPA2/WPA3
有線LANLANポート:最大1Gbps×4
INTERNETポート:最大1Gbps×1
LANポート:最大1Gbps×4
INTERNETポート:最大1Gbps×1
サイズ
幅x高さx奥行
76×196.5×213.5mm76×196.5×213.5mm
重量800kg800kg
発売2022年9月2022年9月

Amazon限定のAM-AX7800T8は中身はPA-WX7800T8と同じでした。販売ルート違いの商品です。

PA-WX7800T8」が一般販売モデルで、AM-AX7800T8」がAmazonで販売されているモデルになります。

※AM-AX7800T8は、PA-WX7800T8と同等商品です。 環境に配慮した簡易包装でお届けします。

Amazon.co.jp
アル

型番の違いだけですので、両方価格を比較して安い方で買いましょう!

PA-WX7800T8を購入したポイント

いいね!

私は、8年前のNECの無線ルーターPA-WG2600HPを所有しており、速度や安定性も非常に快適に使えています。

しかし、すでに8年使用していることから、買い替えを決断しました。PA-WG2600HPは8年前のハイエンド機種だったこともあり、NECのハイエンドモデルのPA-WX7800T8を色々調べるようになりました。

新規格「Wi-Fi6E」に対応

wifi6e

PA-WX7800T8には「Wi-Fi6E」という新規格が採用されています。

私たちの身近な通信機器の多くは 2.4Ghz5Ghz の周波数に集中しています。多くの通信機器がWi-Fiを利用すると、「他の機器の電波と干渉する」「混雑してつながりにくい」という現象が増えてきています。

Wi-Fi6Eは新しい周波数帯域である 6Ghz を使う事で従来の 2.4Ghz 5Ghz とのトライバンドで電波干渉や混雑を避けた通信を可能にしています。

トライバンドのおかげで、通信状況によって最適な通信に切り替えるため、快適性も磨かれた機種となっています。

アル

今後普及が予想される新周波数帯で通信するので、今までの通信機器の影響を受けず安定通信ができる規格ですね!

トライバンドで快適な通信環境

トライバンド

PA-WX7800T8にはトライバンド通信が可能です。少ない通信や速度で問題ない機器は2.4Ghz、高速通信が必要な機器は5Ghzで通信してお互いの干渉をしないようにします。

さらに今後増えてくるWi-Fi6E機器は6Ghzでさらに快適な安定通信ができるようになります。

周波数帯別 主な利用機器
周波数帯特長主な利用機器
2.4GHz帯域幅が狭く、利用機器も多いため
混雑による電波干渉を受けやすい比較的通信速度が低速(他周波数対と比べ)壁などの遮蔽物に強く、電波が遠くまで届きやすい
家電、IoT機器
5GHz帯域幅は比較的広いが、利用機器が増えており
混雑による電波干渉を受けやすくなっているワイドバンドを活用した通信速度が可能壁などの遮蔽物に弱く、電波強度が減衰しやすい航空/気象レーダー波を検出すると一時的に無線出力を停止しなくてはならない帯域がある屋外では利用できない帯域がある
PC、スマホ、タブレット、ゲーム機など
6GHz帯域幅が広く、6GHz帯対応機器のみの通信となるため
混雑による電波干渉の影響を受けにくい
ワイドバンドを活用した高速通信が可能壁などの遮蔽物に弱く、電波強度が減衰しやすい低遅延のためゲームやAR/VR利用に快適DFS機能が不要なため、通信が途切れない屋外では利用できない
今後普及する6GHz帯対応機器
XRデバイス、ゲーミングPC、メッシュ中継など
NECトライバンド解説より
アル

たくさんの機器を通信する場合には嬉しい機能となります。

PA-WX7800T8を開封

PA-WX7800T8

結構派手な箱に入っています。新規格Wi-Fi6Eの文字が目立ちます。本体は黒色のデザインで無難な感じがします。これのもう一つ上位規格モデルは、外観が白でまるで、PS5のようなデザインになっています。価格もPS5くらいの値段です。

PA-WX7800T8の付属品

PA-WX7800T8

PA-WX7800T8の付属品を調べてみました。

PA~WX7800T8付属品
  • 本体
  • ACコード (約50cm)
  • ACアダプター (約100cm)
  • LANケーブル カテゴリ5e (約30cm)
  • つなぎかたガイド
  • ホームネットワークセキュリティ
  • 無線LAN設定用QRコード

本体外観

PA-WX7800T8

本体は以前の無線ルーターより大きめでしたが、スリムなデザインで見た目は良いと感じました。

PA-WX7800T8

本体背面には各種通信情報が記載されています。(当方で黒塗りしております)

各種ランプと端子類

PA-WX7800T8

背面にはLANポートが4箇所あり、有線と接続することも可能です。USB接続の端子はありません。

以前のルーターにはUSBを接続してファイル共有できる機能がありました。

アル

残念ながら一度も使っていなかったので、無くても問題ないです!

初期設定はウェブから

考える

つなぎかたガイドから接続を方法を確認して進めていきます。ルーターとして使うのか、アクセスポイント(ブリッジモード)として、中継機として使うかで設定方法は変わってきます。

アル

私はブリッジモードでの接続を行います。

クイック設定ウェブ

本体裏にあるパスワードを入力して設定画面に進み、必要な項目を設定します。ブリッジモードで接続する際はLANケーブルをWANポートに挿すと、それだけで動作はスタートしていきます。

アル

私はファームウェアの更新と、SSIDとパスワードも変更しました。

速度比較

スピード

ルーターの接続が終わったらお待ちかねの、速度測定を行ってみます。

速度測定環境によって、状況は大きく変わるため結果通りにならない可能性があります。

今回の測定環境
  • 使用回線:電力系光ファイバー 1Gbps直結回線
  • LANケーブル:カテゴリ6ストレートを使用
  • 全て同じ時間帯で速度調査を実施
  • 速度測定はGoogleのインターネット速度テストで計測
  • 速度測定は5回測り、中央値を採用
  • 参考に旧型ルーターPA-WG2600HPでも計測を行った
  • 無線ルーターから3メートル以内で計測

今回速度測定用に用意した端末は以下の通りです。

速度測定に使用した機器
  • iPhone11Pro
  • iMac 2019 Retina 5K 27inch
  • 自作PC Intel AX200、I219-V内蔵チップセット測定
  • Playstation 5
  • New iPhone15 Pro Max
アル

ということで、さまざまなパターンを想定して測定してみました!

速度比較表PA-WX7800T8
(下り)
PA-WX7800T8
(上り)
PA-WG2600HP
(下り)
PA-WG2600HP
(上り)
iPhone11 Pro
(Wi-Fi6 5Ghz)
265Mbps285Mbps264Mbps236Mbps
iMac 2019 5K
(Wi-Fi5 5Ghz)
261Mbps316Mbps211Mbps270Mbps
PC Intel AX200
(Wi-Fi6 5Ghz)
257Mbps323Mbps263Mbps283Mbps
PC Intel I219-V
(有線LAN 接続)
263Mbps284Mbps216Mbps334Mbps
Playstation5
(Wi-Fi6 5Ghz)
210Mbps112Mbps200Mbps72Mbps
iPhone15
ProMax
(Wi-Fi6E 6Ghz)
274Mbps324Mbps

検証してみたところ、ルーター変更によって以下の結果が得られました。

  • 概ね速度は向上している(特に上り)
  • 有線LANは上りが遅くなった(有線LANは距離2メートル)

といった測定結果が出ました。驚いたのは、8年前のPA-WG2600HPもそこそこに頑張っているということです。最新モデルのルーターと遜色なく速度が出ていました。

アル

比較するルーターも過去の高速ルーターだったので、今も優秀な成績です。今回のPA-WX7800T8はその上を超えるさらに優秀な成績です。

以前のルーターでも速度には不満がなかったので、PA-WX7800T8がどの程度速度が出るか心配でしたが、期待通りの速度が出たことで高性能であることが改めて実感しました。

これ以上の速度を求めるなら、回線契約自体を見直す方が良いかもしれません。最近は10Gbps直結の超高速インターネットも普及してきています。私がオススメするのはNURO 光です。一度は10G回線使ってみたいですね。

余談ですが、この測定結果を見て、こう感じた方がいるかもしれません。

なんか、忘れてへんか?

あれっ?せっかくのWi-Fi6Eは速度テストしないの?

現在、PA-WX7800T8の唯一の残念ポイントになってしまうのですが、Wi-Fi6E対応機器がまだまだ出回っていないんです。人気で利用者の多いiPhoneも、最新のiPhone14でもWi-Fi6となっています。

Googleから発売されているPixel7等はWi-Fi6E対応となりますが、今回は用意はできませんでした。

アル

今度出るiPhone15に期待しておきます!

2023年11月15日追記:iPhone15 Pro MaxにてWi-Fi6Eの速度測定結果を追加しました。

えらいiPhone15は早いな!Wi-Fi6Eの効果か?

アル

測定条件は前回と同じにしています。かなり快適でした!

ここまでの速度が出るのであればぜひともWi-Fi6Eを使う理由はあると言えます!

電波の強さや、安定性

iPhone

今回、PA-WX7800T8にルーターを変更してから電波の掴める距離が長くなりました。

厳密に言うと、家の玄関の扉を出てしまうと通信できなくなっていたものが、PA-WX7800T8に変更後は、そこから20M先くらいの庭先まで電波が繋がっている事もありました。

アル

外で使用することを目的としてはいけませんが、それくらい電波が強いと言う事です。

また、通信が途切れるといった事もなく離れても速度は維持されており、快適性は非常に高い製品です。

消費電力

札

電気代が気になる今日この頃、消費電力も調べてみました。

消費電力
  • 起動時は4W前後
  • 安定時は10W
  • スピードテスト実施中は12W前後
PA-WX7800T8

今回はエコキーパーを使用して測定しました。簡単に消費電力が測定できて、省エネ対策できますよ!

8年前のルーターと消費電力はほぼ同じでした。クイック設定ウェブにあるエコ設定はオフの状態で測定しています。

アル

エコ設定はオンにしても消費電力は変わりませんでした。

まとめ

ガッツポーズ

最新のWi-Fi6E対応ルーターのPA-WX7800T8は高速Wi-Fiと新規格のWi-Fi6E搭載のモデルです。

まだまだWi-Fi6E搭載の機器は少ない状況ですが、今後増えてくると6Ghzが扱えるPA-WX7800T8を選ぶ方が増えてきそうです。

従来規格のWi-Fiも十分に高速通信、安定通信が可能で、「さすがNEC!」といった商品に仕上がっています。

上位モデルのPA-WX11000T12もありますが、現状Wi-Fi6E端末が増えてからで良いと思います。そうなると現在選ぶべき最適解な機種は、PA-WX7800T8だと思っています。

アル

新しい物好きのガジェットブロガーは新規格、新製品に本当に弱い!笑

今度はWi-Fi6E対応の端末よろしく!

NEC Aterm PA-WX7800T8
総合評価
( 5 )
メリット
  • 新規格Wi-Fi6E搭載
  • 従来Wi-Fiも高速通信可能
  • 抜群の安定性
  • 迷ったらこれを選んで間違いない
デメリット
  • Wi-Fi6E対応機器が増えてから本領発揮
アル

使用して半年経ちますが、途中で通信が出来なくなることも無く、ノートラブルです。快適です!

Amazon限定のAM-AX7800T8も中身は同じですので、比較して購入がオススメ!

今回のPA-WX7800T8を導入したことによって、インターネットが早くなり、より快適になりました。

アル

古い無線ルーター使ってる方に是非オススメしたい機種です!

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PA-WX7800T8 レビュー

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