家電量販店の洗濯機売り場で、シャープの洗濯機は穴なし洗濯槽をアピールしています。
穴なし洗濯槽はシャープ独自の特許技術のため、他メーカーからは発売されていません。洗濯機の買い替えなどで、「穴なし洗濯槽」ってどうなんだろうって思った方も多いかもしれません。

洗濯槽に穴があるのと無いのと何が違うんや?



カビに強いとはありますが、どうなんでしょう?
今回シャープの穴なし洗濯槽のメリット・デメリットを解説してみます。



シャープは普通とちょっと違う機種が多いです。穴なし洗濯槽もその代表的な機種かと思っています。
- 洗濯機選びで穴なし洗濯槽を考えている
- 洗濯槽のカビに悩んでいる
- 穴なし洗濯槽の悪いところも知りたい


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穴なし洗濯槽 個人的にはオススメしない


私の個人的な主張からいきなり入りますが、穴なし洗濯槽はオススメしません!
理由はいくつかあります。
- 穴なしが故に脱水が弱点になる
- カビに対しては他と同じで対策が必要
- 洗濯槽洗浄が特殊なやり方(手間)
- 穴なし洗濯槽のメリットが少ない



いきなり否定的な意見が多いなぁ。



個人的にはシャープ好きなんですが、洗濯槽はちょっと特殊すぎな感じがあります。



良いところもあるんでしょ?



もちろん!穴なし洗濯槽ならではのメリットもありますよ!
- 節水性が高い
- 乾燥機付きモデルは親和性高く便利


特殊感のある、穴なし洗濯槽のメリットデメリットから見ていきたいと思います。
穴なし洗濯槽 メリットデメリット


短所あれば、長所あり、ということで、穴なし洗濯槽のメリットデメリットを解説します。



デメリット部分は知られていないポイントが多いです。



メーカーはいいことだけ言うからね。
穴なし洗濯槽のデメリット
まずは穴なし洗濯槽の隠れたデメリット部分を解説いたします
脱水を補う為、音と振動が大きい
洗濯槽の穴は水の通り道としての役割があります。これには脱水時に排水を円滑に行う目的のほか、水を循環させる目的などがあります。
穴なし洗濯槽は排水時に穴がないため、どうしても脱水が弱くなりがちです。シャープの洗濯槽はすり鉢状の形状になっており、下部からの排水のほか、上部からも排水を行うことで脱水性を確保しています。




回転数を上げる必要があり、脱水時の振動や音(大きさじゃなく、高音域で気になる音)が弱点となってしまいます。



カタログ表示の脱水音の記載より大きく感じるわけですね。



私の記憶では、一般メーカーの洗濯機が1分間に600〜750回転程度ですが、シャープは750〜1000回転と回転数が高くどうしても振動と音で不利になります。
洗濯槽洗浄のやり方が特殊すぎる


穴なし洗濯槽も洗濯槽洗浄を実施する際はやり方が特殊すぎてびっくりすると思います。



穴なし洗濯槽は穴がないから洗濯槽裏のカビ戻りがないからやらなくていいんじゃないの?



穴なし洗濯槽も裏はしっかりカビが付く構造です。洗浄しなければ、カビ臭い匂いはしてしまいます。
一般の洗濯機ですと、コースから洗濯槽洗浄コースを選び、専用洗剤を投入し約12時間程度放置で良いですが、シャープの穴なし洗濯槽は一筋縄ではいかないんです。
穴なし洗濯槽洗浄の方法の解説マニュアルがありますが、かなり手間がかかります。簡単に流れだけをまとめさせていただきます。
- 排水ホースを排水口から外して本体横に引っ掛ける
- 洗濯槽クリーナーを投入する
- 特殊な電源を入れる方法を行い、つけおき洗浄をスタートさせる
- 終了しブザー音がすれば、バケツを用意して繰り返し排水を出させる
- 再度排水ホースを排水口に取り付けし直す
- スタートを押し、すすぎ脱水をスタートさせ完了
上記の工程が必要となります。全自動洗濯機なのに、洗浄方法は超がつくほど完全手動です。
しかも、この排水は量がとてつもなく多い。普通のバケツでも何回もやらないといけないです。



解説してて、本当に面倒だと再認識しますね。。。
他メーカーはコースを選んで放置で大丈夫。すすぎ脱水もしてくれます。乾燥機能付きなら乾燥も最後に行い仕上げてくれる機種もあります。



これは、やりたくないな



めんどーい!
穴なし洗濯槽のメリットが少ない


穴なし洗濯槽もこの世に生まれて30年の技術となります。当時は画期的と呼べる技術でした。
しかし、他メーカーも洗濯時に自動槽洗浄を搭載したり、槽乾燥でカビを抑制したり、洗剤自動投入をプラスして洗剤の無駄を省き黒カビを抑制する等、年々進化をしてきました。
その間シャープの洗濯機は自慢の穴なし洗濯槽のまま、技術や機能面での進化が見られず、優位点が少なくなくなりました。




今は穴なし洗濯槽を選ぶメリットは少なくなってしまいました。しかし、いまだに他のメーカーより依然として有利な面もあるのは間違いありません。



デメリット部分が結構あるのが穴なし洗濯槽の辛いところ。



あまり弱点を知られていないのが不思議。
デメリット部分を解説しましたが、メリット部分もあるので解説します。
穴なし洗濯槽のメリット


全国の穴なし洗濯槽ファンに皆様お待たせいたしました。穴なし洗濯槽のメリットを解説します!
節水性に優れている


穴なし洗濯槽は洗濯槽の外槽まで水を使う必要がなく、今なお節水性に優れています。
11kgタイプのES-SW11Hの場合、穴あり槽だと仮定した同機種と比べて、お洗濯1回あたりで約35L(2Lペットボトル約17本分)の節水効果が見込めます
穴なし槽のヒミツを徹底解説 https://jp.sharp/sentaku/ananashi_30years/
水は大体1L 0.2円程度ですので、約7円くらいの節約になります。毎日1回洗濯するとして、洗濯機の標準使用期間の6年を使うとします。
6年間の水道代の差は15,330円となります。
節水性は穴なし洗濯槽の最大のメリットとなりますので、縦型洗濯機で節水優先ならオススメです。



穴なし洗濯槽が良いと思った!



環境にやさしいね。SDGsな洗濯機だね。



ちなみに、ドラム式洗濯機ならもっと節水です。(小声
乾燥付きモデルは内蓋がない


縦型洗濯乾燥機は外フタと内フタがある作りが多いですが、穴なし洗濯槽は外フタ1枚で乾燥ができてしまいます。
これは洗濯槽の外側と繋がっていない設計のためです。
縦型洗濯乾燥機はフタが多いと煩わしい部分になりますので、穴なし洗濯槽モデルの利点になります。内フタがないので、出し入れしやすくこの点は素晴らしいメリットです。



縦型洗濯乾燥機は穴なし洗濯槽のメリットが活きています。


まとめ


穴なし洗濯槽はシャープ独自の洗濯槽で、メリットデメリットがそれぞれあり、縦型洗濯乾燥機とは相性も良くおすすめになりますが、近年は他メーカーの技術の進化から、メリットが少なくなっています。
- 穴なしが故に脱水が弱点になる
- カビに対しては他と同じで対策が必要
- 洗濯槽洗浄が特殊なやり方(手間)
- 穴なし洗濯槽のメリットが少ない
- 節水性が高い
- カビ戻りが少ない
- 乾燥機付きモデルは親和性高く便利
節水性のメリットも30年前はドラム式洗濯機という選択肢がまともになかった時代。今は高性能で節水に優れたドラム式洗濯機が多々ある中、節水性は影を潜めています。
しかし、同じ縦型モデルならその利点は活かせている構造になります。特に乾燥機能付きモデルは内フタがないことから出し入れのしやすさ、開閉の手間からも優位性のある機能となります。







縦型の乾燥付きモデルは良いと思った!



洗濯槽洗浄だけ我慢すれば節水性が活きてくるかな。
穴なし洗濯槽のデメリットとしてご紹介した洗濯槽の洗浄に関しては、いっその事、プロの洗浄を行うと言うのも良いかもしれません。洗濯槽クリーニングはおそうじ本舗にお任せしてみてください。
おそうじ本舗はリーズナブルな価格でエアコンクリーニングもやっていてオススメです。



